戸籍の附票と住民票は何が違う?記録内容と管理先を整理

戸籍の附票と住民票は、どちらも住所に関係する公的な記録です。ただし、記録の単位、管理する自治体、住所履歴の範囲が異なります。

戸籍の附票は、戸籍に在籍している人の住所の移り変わりを戸籍ごとに記録します。住民票は、住所地の市区町村が、現在の住所や世帯などの住民記録を管理するものです。似て見える二つの記録を、自治体の公式情報から整理します。

結論

戸籍の附票は、その戸籍に入っている人の住所の移り変わりを記録したもので、本籍地の市区町村が管理し、本籍地に請求します。住民票は住所地の市区町村で交付される現在の住民記録です。婚姻などで戸籍が新しくなると附票も新しくなるため、現在の附票だけで住所のつながりがすべて分かるとは限りません(大分市の案内)。

最終確認日:2026年10月3日/出典:大分市「戸籍の附票って何ですか」、文京区「戸籍の附票には全ての住所が記載されていますか」

大田原市役所本庁舎の外観

まず4つの違いを比べる

表は横にスクロールできます。
比較する点・戸籍の附票・住民票の比較表
比較する点戸籍の附票住民票
記録の単位戸籍ごと個人・世帯の住民記録
住所情報の中心その戸籍に在籍している期間の住所履歴現在の住所、氏名、世帯などの住民記録
管理する自治体本籍地の市区町村住所地の市区町村
過去住所の見え方戸籍の異動や改製により複数の附票に分かれる場合がある現在の住民記録が中心で、記載項目は請求内容や自治体案内で確認する

戸籍の附票は、住民票と戸籍を住所の記録でつなぐ役割があります。一方、住民票は、住所地での現在の生活関係を記録する基礎です。「住所が載る」という共通点だけで同じ書類とは考えないことが大切です。

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戸籍の附票には何が記録される?

戸籍の附票には、その戸籍に在籍している人の住所が記録されます。住所の届出に応じて記録が更新されるため、同じ戸籍に在籍していた期間の住所の移り変わりを確認できます。

東京・新宿の住宅街の細い路地
戸籍の附票には、同じ戸籍にいる間の住所の移り変わりが記録されます。管理するのは住所地ではなく本籍地の市区町村です(写真は東京都新宿区の住宅街)。
写真:Real Estate Japan/Wikimedia Commons(CC BY 2.0)

管理するのは本籍地の市区町村です。住所地と本籍地が異なる場合、住民票を管理する自治体と戸籍の附票を管理する自治体も異なります。

住民票には何が記録される?

住民票には、氏名、住所、生年月日、性別、世帯などの住民記録がまとめられます。住所地の市区町村が管理し、転入・転居・転出などの届出に応じて記録が変わります。

住民票の写しに何を表示するかは、請求内容や制度上の扱いによって異なります。本籍、世帯主との続柄、個人番号など、省略される項目や選択して記載する項目があるため、必要な項目は提出先と自治体の現行案内で確認します。

現在の戸籍の附票で過去の住所がすべて分かる?

戸籍の附票に住所履歴があるからといって、生まれてから現在までのすべての住所が、一つの附票に載るとは限りません。

婚姻、転籍、戸籍の改製などで戸籍が変わると、住所履歴が以前の附票と現在の附票に分かれる場合があります。千葉市、文京区、札幌市なども、古い住所を確認するときは複数の附票が関係する場合があると案内しています。

過去の住所をたどる必要があるときは、附票が何通いるかで費用が変わります。たとえば仙台市では戸籍の附票の写しが窓口で1通300円(コンビニ交付なら200円)なので、結婚前と結婚後の附票が必要なら2通分です。2024年3月に始まった広域交付の対象は戸籍証明書・除籍証明書なので、附票は本籍地の市区町村に請求します。

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戸籍の附票と住民票はどこで請求する?

表は横にスクロールできます。
確認する記録・管理の基準・主な確認先の比較表
確認する記録管理の基準主な確認先
戸籍の附票本籍地本籍地の市区町村の戸籍担当
住民票住所地住所地の市区町村の住民登録担当
提出先が求める証明内容手続きの案内書類を求めた提出先

一般的な制度説明は自治体サイトで確認できますが、特定の手続きで必要な証明書や記載項目は提出先が決めます。この記事では「戸籍の附票か住民票か」を個別に選びません。

3段階で確認する

  1. 確認したい記録を言葉にする。 現在の住所や世帯の記録か、戸籍に在籍していた期間の住所履歴かを分ける。
  2. 書類名と管理先を照合する。 戸籍の附票は本籍地、住民票は住所地の自治体案内を見る。
  3. 提出先の現行案内で確定する。 必要な書類名、記載項目、発行日の条件などを提出先へ確認する。

この順序は制度の違いを整理するためのものです。本人の請求資格、必要書類、手数料、取得方法、提出可否は、それぞれの自治体と提出先の案内に従ってください。

どちらを取ればよいか迷ったら?

確認したいのが今の住所なら住民票、ある期間の住所のつながりなら戸籍の附票が目安です。ただし、どの書類が必要かを最終的に決めるのは提出先なので、書類名と必要な期間を確認してから請求してください。

東京都中央区役所の庁舎外観
住民票は住所地、戸籍の附票は本籍地の市区町村に請求します。どちらが必要かは提出先が決めます(写真は東京都中央区役所、2006年撮影)。
写真:Lombroso/Wikimedia Commons(パブリックドメイン)

請求できる人、手数料、郵送での請求方法は、附票なら本籍地、住民票なら住所地の市区町村のページで確認できます。

この記事のポイント

  • 戸籍の附票は戸籍ごとの住所の履歴で本籍地が管理。住民票は今の住所や世帯の記録で住所地が管理
  • 結婚や転籍で戸籍が変わると附票も分かれる。古い住所までたどるなら複数通が必要になることがある
  • 手数料の例:仙台市の附票は1通300円(コンビニ200円)。広域交付の対象外なので本籍地に請求する

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よくある質問

戸籍の附票は住民票と同じものですか?

同じではありません。戸籍の附票は戸籍ごとに住所履歴を記録し、本籍地の市区町村が管理します。住民票は住所地の市区町村が現在の住所や世帯などの住民記録を管理します。

戸籍の附票には過去の住所が全部載りますか?

一枚にすべて載るとは限りません。戸籍の異動や改製があると、住所履歴が以前の附票と現在の附票に分かれる場合があります。確認したい時期を自治体へ伝え、現行案内を確認してください。

本籍地と住所地が違う場合、どこを確認しますか?

戸籍の附票の一般案内は本籍地の市区町村、住民票の一般案内は住所地の市区町村で確認します。特定の提出手続きに必要な書類は、提出先の案内でも確認します。

どちらを取ればよいか教えてもらえますか?

必要な書類は確認したい内容と提出先の要件で変わるため、この記事では決めません。提出先が示す書類名と必要な記載項目を確認し、不明な場合は提出先と自治体へ問い合わせてください。

公式情報・出典

  1. 大分市「戸籍の附票って何ですか」(更新日2026年6月15日、2026年10月3日確認)
  2. 千葉市「戸籍の附票とは何ですか」(更新日2024年12月28日、2026年10月3日確認)
  3. 文京区「戸籍の附票には全ての住所が記載されていますか」(ページ上に更新日表示なし、2026年10月3日確認)
  4. 札幌市「戸籍の附票とは」(更新日2024年5月27日、2026年10月3日確認)
  5. 新潟市「戸籍の附票とはどのようなものですか」(更新日2026年3月20日、2026年10月3日確認)
  6. 名古屋市「住民票の写し・戸籍の附票の写しの記載事項」(更新日2025年10月16日、2026年10月3日確認)
  7. 掛川市「住民票には何が記載されますか」(更新日2026年3月18日、2026年10月3日確認)
  8. 仙台市「コンビニ交付サービスについて」(更新日:2026年9月1日、2026年10月3日確認)
  9. 法務省「戸籍法の一部を改正する法律について(令和6年3月1日施行)」(広域交付、2026年10月3日確認)

この記事は、公式資料の確認、構成整理、文章の点検にAIを補助的に使用しています。出典と確認日を明示し、公開前に自動の編集・事実確認を行います。

アイキャッチ画像 写真:大田原市/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)。本文中の写真の出典は各写真の下に記載しています。