基礎年金番号とマイナンバーは同じ?連携後も両方が残る理由を整理

基礎年金番号とマイナンバー(個人番号)は、同じ番号ではありません。基礎年金番号は年金加入記録を管理するためのキーで、マイナンバーは社会保障、税、災害対策などの行政手続に使う分野横断の12桁の番号です。

年金分野では2017年1月からマイナンバーの利用が始まり、二つの番号を紐付けて扱う仕組みが進みました。ただし、日本年金機構は基礎年金番号が引き続き必要だと案内しています。「紐付け」と「同じ番号への置き換え」を分けて読むことが大切です。

結論

基礎年金番号とマイナンバーは別の番号です。年金分野では2017年(平成29年)1月にマイナンバーの利用が始まり、2018年(平成30年)3月からは年金関係の手続きを原則マイナンバーで提出できるようになりました。ただし、国民年金保険料の口座振替申出など一部の手続きではマイナンバーを利用できないため、基礎年金番号は引き続き必要です(日本年金機構)。

最終確認日:2026年10月3日/出典:厚生労働省「年金分野でのマイナンバー制度の利用及び情報連携について」、日本年金機構「マイナンバーを届け出ると、基礎年金番号は不要になるのですか。」

先に時間軸で確認する

表は横にスクロールできます。
時点・公式情報で確認できること・読むときのポイントの比較表
時点公式情報で確認できること読むときのポイント
マイナンバー利用前基礎年金番号で年金加入記録を管理年金分野の管理キーは基礎年金番号
2017年1月から年金分野でマイナンバーの利用を開始新しい共通番号の利用が加わった
2018年3月から年金関係の手続は原則マイナンバーで提出する案内提供が困難な場合は基礎年金番号を利用できる
現在二つを紐付けて扱いながら、基礎年金番号も残る連携は番号の同一化や廃止を意味しない

表は制度の変化を理解するための整理です。特定の届書でどちらを使うかは、提出先と該当手続の最新案内で確認してください。

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二つは別の役割を持つ番号

日本年金機構は、基礎年金番号を年金加入記録を管理するためのキーと説明しています。原則として、一人の年金加入記録を一つの基礎年金番号で管理します。

デジタル庁は、マイナンバーを住民票を有する全ての人が持つ12桁の番号と説明しています。利用分野は年金だけではなく、社会保障、税、災害対策など、法令または条例で定められた行政手続にまたがります。

つまり、基礎年金番号は年金記録の管理に軸足があり、マイナンバーは複数分野をまたぐ共通番号です。名称が似ていなくても、年金の案内で両方を見かけるため混同しやすくなります。

基礎年金番号は年金記録の管理キー

基礎年金番号は、国民年金や厚生年金などの加入記録を一人分として管理するために使われます。年金手帳が新しく発行されなくなった後も、番号そのものがなくなったわけではありません。

東京都杉並区にある日本年金機構本部の外観
基礎年金番号は、日本年金機構が国民年金や厚生年金の加入記録を一人分にまとめて管理するための番号です(写真は東京都杉並区の日本年金機構本部)。
写真:Asanagi/Wikimedia Commons(CC0)

日本年金機構は、2022年4月以降に初めて年金制度へ加入する人には、年金手帳に代えて基礎年金番号通知書を発行すると案内しています。これは番号を知らせる書類の形が変わった説明であり、基礎年金番号の役割がマイナンバーへ置き換わったという案内ではありません。

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マイナンバーは分野横断の12桁番号

マイナンバーは、住民票を有する全ての人が持つ12桁の番号です。行政機関などが、社会保障、税、災害対策をはじめ、法令や条例で定められた事務で同じ人の情報を正確に確認するために使います。

ICカードリーダーに置かれた、個人情報の入っていないマイナンバーカードの見本
マイナンバーカードは、12桁のマイナンバーを記載したICカードです。番号そのものとカードは分けて考えます(写真は個人情報の入っていない見本カード)。
写真:Project Kei/Wikimedia Commons(CC BY 4.0)

年金はマイナンバーの利用分野の一つです。マイナンバーカードはICカード、基礎年金番号通知書は基礎年金番号を知らせる書類であり、番号とカード、番号と通知書もそれぞれ分けて考えます。

年金分野でマイナンバーが使われ始めたのはいつ?

厚生労働省は、2017年1月から年金分野でマイナンバーの利用が始まったと案内しています。これにより、マイナンバーカードを窓口へ持参すれば、年金手帳などがなくても相談や照会を受けられる場面が案内されました。

この変更は、年金分野にマイナンバーという共通番号の利用が加わったことを示します。基礎年金番号で管理してきた年金記録を消したり、基礎年金番号をマイナンバーと同じ番号へ変更したりする説明ではありません。

2018年3月以降も基礎年金番号は必要?

厚生労働省は、2018年3月から年金関係の手続では原則マイナンバーで提出すると案内しています。同じ箇所で、マイナンバーの提供が困難な場合は、引き続き基礎年金番号を利用できるとも説明しています。

日本年金機構のFAQも、多くの年金手続でマイナンバーを利用できる一方、一部の手続では利用できないため、基礎年金番号は引き続き必要だとしています。基礎年金番号が記載された通知書、年金手帳、年金証書などの管理についても、同FAQの案内を確認できます。

基礎年金番号が今も必要な代表例が、国民年金保険料の口座振替です。申し込みには基礎年金番号の記入が必要で、口座振替にするとお金の面でも差が出ます。2026年度は、当月末に引き落とす「早割」で月60円(年720円)、2年前納なら毎月納付より17,370円安くなります(現金での2年前納は16,010円の割引)。

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「紐付け」で番号は一つになる?

二つの番号を紐付けるのは、マイナンバーを手掛かりに、年金記録を管理する基礎年金番号を正確に特定できるようにするためです。公式資料では、年金業務の管理キーとして基礎年金番号を使い続けながら、マイナンバーと結び付けて扱う考え方が示されています。

したがって、「紐付け済みなら基礎年金番号は消える」「二つの番号が同じになる」とは読めません。個別の紐付け状態や記録の整合性は、この記事では確認できません。実際の番号をコメント、問い合わせ、計算ツールへ入力しないでください。

基礎年金番号の現在の確認先

日本年金機構は、基礎年金番号を確認する経路として、マイナポータル、ねんきんネット、基礎年金番号通知書、青色の年金手帳、年金証書や各種通知書などを案内しています。

マイナンバーカードを使ってマイナポータルへログインし、年金の画面で基礎年金番号を確認できる案内があることは、マイナンバーと基礎年金番号が同じという意味ではありません。カードを入口に、別の年金番号を確認する経路です。

確認できない場合の連絡先や再発行は、状況によって手続が変わります。この記事では再発行方法や必要書類を案内せず、日本年金機構の最新FAQと年金事務所の案内へ切り替えます。

年金手帳と通知書の切替えは別の論点

年金手帳の新規発行が終わった時期と、基礎年金番号・マイナンバーの役割差は別の論点です。年金手帳は廃止後も使える?2022年4月の切り替えでは、年金手帳と基礎年金番号通知書の関係を日付で整理しています。

この記事では、通知書や手帳の提出可否、紛失時の対応、個別の再交付は判断しません。

どちらの番号を書くか迷ったら?

届書の欄にどちらの番号を書くかは、その届書の記入例や提出先の案内で確認してください。基礎年金番号が分からないときは、マイナポータルやねんきんネット、基礎年金番号通知書、年金手帳で確認できます。

年金記録の統合や訂正など個別の事情は、日本年金機構の「ねんきんダイヤル」か年金事務所に相談してください。

この記事のポイント

  • 基礎年金番号は年金記録を管理するための番号、マイナンバーは社会保障・税・災害対策で使う12桁の番号。紐付けても一つにはならない
  • 2018年3月からは年金の手続きを原則マイナンバーで提出できるが、口座振替の申込みなど基礎年金番号が必要な手続きも残る
  • 口座振替なら保険料が割引に(2026年度:早割は月60円、2年前納は17,370円)

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よくある質問

基礎年金番号とマイナンバーは同じ番号ですか?

同じではありません。基礎年金番号は年金加入記録を管理するためのキー、マイナンバーは社会保障、税、災害対策などに使う分野横断の12桁番号です。

マイナンバーと紐付けると基礎年金番号は不要ですか?

日本年金機構は、一部の年金手続でマイナンバーを利用できないため、基礎年金番号は引き続き必要だと案内しています。紐付けは二つを同じ番号にすることではありません。

マイナンバーカードで基礎年金番号を確認できますか?

日本年金機構は、マイナンバーカードでマイナポータルへログインし、年金の画面から基礎年金番号を確認する方法を案内しています。利用時間や画面は変更される可能性があるため、現行FAQを確認してください。

どちらの番号を提出すればよいですか?

この記事では決められません。提出先の最新案内で、欄の正式名称と使える番号を確認してください。実際の番号をKurashiQへ送信しないでください。

公式情報・出典

  1. 日本年金機構「マイナンバーを届け出ると、基礎年金番号は不要になるのですか。」(更新日2023年3月29日、2026年10月3日確認)
  2. 日本年金機構「基礎年金番号・基礎年金番号通知書・年金手帳について」(更新日2024年2月2日、2026年10月3日確認)
  3. 日本年金機構「自分の基礎年金番号の確認方法を教えてください。」(更新日2026年2月3日、2026年10月3日確認)
  4. 厚生労働省「年金分野でのマイナンバー制度の利用及び情報連携について」(ページ内Q&A最終更新日2023年4月5日、2026年10月3日確認)
  5. デジタル庁「よくある質問:マイナンバー制度について(総論)」(最終更新日2026年3月25日、2026年10月3日確認)
  6. 日本年金機構「口座振替でのお支払い」(令和8年度の納付額・割引額、2026年10月3日確認)
  7. 日本年金機構「国民年金保険料の「2年前納」制度」(2026年10月3日確認)

この記事は、公式資料の確認、構成整理、文章の点検にAIを補助的に使用しています。出典と確認日を明示し、公開前に自動の編集・事実確認を行います。

アイキャッチ画像 写真:Hirho/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)。本文中の写真の出典は各写真の下に記載しています。