署名用と利用者証明用の違いは?送信・ログインで見分ける

「署名用電子証明書」と「利用者証明用電子証明書」の違いは、画面で何をしようとしているかを見ると整理しやすくなります。

個人情報が入っていないマイナンバーカードの見本
  • 電子文書を作成して送る場面は、署名用
  • サイトなどに入り、本人であることを確かめる場面は、利用者証明用

暗証番号の形も違います。署名用は英数字6~16文字、利用者証明用は数字4桁です。ただし、サービス名だけで決めず、画面に表示された証明書名とそのサービスの公式ヘルプを優先してください。

2026年8月27日時点の一般情報です。個人のカードの発行状態、利用可否、更新、再設定、税務や申請の結果は判断しません。

結論

マイナンバーカードの電子証明書は2種類です。署名用電子証明書(暗証番号は英数字6〜16文字)はe-Taxなどで電子文書を作成・送信するときに、利用者証明用電子証明書(暗証番号は数字4桁)はマイナポータルへのログインやコンビニ交付などで本人であることを示すときに使います。画面が「送信・申請」か「ログイン」かで見分けるのが近道です。

最終確認日:2026年10月3日/出典:マイナポータル「電子証明書とはなんですか」、公的個人認証サービスポータル「用語の解説」

まずは画面の動詞を見る

表は横にスクロールできます。
画面でしていること・確認する電子証明書・暗証番号の形式の比較表
画面でしていること確認する電子証明書暗証番号の形式公式資料にある例
電子文書を作成し、署名して送信する署名用電子証明書英数字6~16文字e-Taxなどの電子申請
サイトへログインし、本人であることを示す利用者証明用電子証明書数字4桁マイナポータルへのログイン、コンビニ交付
署名用と利用者証明用を画面の目的から見分ける流れ 画面で電子文書を作成して送信する場合は署名用、サイトへのログインや本人確認の場合は利用者証明用を確認し、最後に画面の証明書名と公式ヘルプを優先する流れです。 画面の動詞から確認 いまの画面で何をする? 操作の目的を 言葉にする 文書を作成・送信 ログイン・本人確認 署名用電子証明書 英数字6〜16文字 利用者証明用電子証明書 数字4桁 画面の証明書名と公式ヘルプを優先
  1. 電子文書を作成して送信する画面なら、署名用電子証明書(英数字6〜16文字)を確認します。
  2. サイトへのログインや本人確認の画面なら、利用者証明用電子証明書(数字4桁)を確認します。
  3. サービス名だけで決めず、画面に表示された証明書名と公式ヘルプを優先します。
同じサービス内でも、ログインと文書送信では使う電子証明書が異なる場合があります。この図は個人のカード状態や利用可否を判定するものではありません。

この表は役割の入口を示すものです。同じ名称のサービスでも、ログインと文書送信は別の操作です。「e-Taxだから最初から最後まで署名用」のように、サービス全体を一つに決めないようにします。

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署名用電子証明書はどんなときに使う?

マイナポータルFAQは、署名用電子証明書を、インターネットなどで電子文書を作成・送信するときに使うものと説明しています。J-LISの用語解説では、電子文書の作成者を確かめ、内容が改ざんされていないことを確認する電子署名の仕組みが示されています。

江戸川北税務署の庁舎外観
e-Taxで申告書を送信するときは、署名用電子証明書を使います(写真は東京都の江戸川北税務署)。
写真:Higa4/Wikimedia Commons(CC0)

画面に「電子署名」「申請データを送信」「署名用電子証明書」といった表示があれば、文書を送る工程かを読みます。

入力欄は英数字6~16文字

署名用パスワードは6文字以上16文字以下です。デジタル庁の案内では、英字と数字を混在させ、英字は大文字で入力する形式とされています。数字だけの4桁欄とは別物です。

この区別がお金に直結するのが確定申告です。国税庁によると、青色申告特別控除は、要件を満たしてe-Taxで期限内に送信すれば65万円、同じ条件で紙の申告書を出すと55万円です(帳簿を電子保存している場合も65万円)。差の10万円は所得から引かれる額なので、所得税率10%の人なら所得税で約1万円、住民税(10%)も合わせると約2万円の違いになります。マイナンバーカードでe-Taxを送るときに入力するのが、署名用のパスワードです。

利用者証明用電子証明書はどんなときに使う?

利用者証明用電子証明書は、ウェブサイトなどへログインした人が本人であることを確かめるために使います。公式資料では、マイナポータルへのログインやコンビニ交付が例に挙げられています。

「ログイン」「本人認証」「利用者証明用」と表示されているなら、まずこの区分を確認します。

入力欄は数字4桁

利用者証明用パスワードは数字4桁です。4桁の暗証番号が複数ある場合もあるため、桁数だけで推測せず、入力欄の名称まで読みます。

4桁の利用者証明用は、コンビニ交付でも使います。自治体によってはコンビニ交付の手数料を窓口より安くしていて、仙台市では住民票の写しが窓口300円、コンビニ200円です。暗証番号を覚えておくだけで、平日に窓口へ行く手間と手数料の両方を減らせます。

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どちらか迷ったら画面のどこを見る?

  1. いまの操作を言葉にする
    ログインしているのか、電子文書を送ろうとしているのかを確認します。
  2. 入力欄の名称と形式を照合する
    署名用なら英数字6~16文字、利用者証明用なら数字4桁という区分と見比べます。
  3. 表示中のサービスの公式ヘルプを開く
    画面と説明が合わないときは入力を続けず、その画面を提供する機関の案内を確認します。

検索結果の短い説明だけでは、いまいる工程までは分かりません。最後は実際の画面に書かれた証明書名を基準にします。

よくある取り違えを避けるチェック

  • 「電子証明書」という呼び方だけで同じ暗証番号だと思わない
  • サービス名だけから使う証明書を固定しない
  • 4桁の入力欄でも、名称を読まずに番号を入れない
  • エラーが出たら、同じ入力を繰り返す前に公式ヘルプへ戻る
  • 個人の発行状態や期限は、一般記事ではなく公式画面や窓口で確認する

更新・暗証番号トラブルは別に確認

役割ではなく期限や更新方法を探している場合は「マイナンバーカードの電子証明書更新」で確認点を分けられます。

暗証番号が分からない、またはロックされたときの確認先は「マイナンバーカードの暗証番号ロック解除方法」にまとめています。この記事では暗証番号の入力や再設定を扱いません。

暮らしの数字は別の道具で整理

公的な電子証明書の確認とは別に、日付や割合、生活費などを計算したい場合は、KurashiQの計算ツール一覧を使えます。計算ツールは電子証明書を選んだり、公的申請や税務結果を決定したりするものではありません。

この記事のポイント

  • 署名用(英数字6〜16文字)は文書の送信、利用者証明用(数字4桁)はログインやコンビニ交付で使う
  • e-Taxの送信で使うのは署名用。青色申告ではe-Taxで送ると特別控除が65万円(紙は55万円)で、税率次第で数万円の差
  • 迷ったらサービス名ではなく、画面に表示された証明書名を見る

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よくある質問

e-Taxではどちらを使いますか?

公式資料では、ログインの本人認証と、申告等データへの電子署名・送信は別の場面として説明されています。e-Taxというサービス名だけで決めず、今の画面に表示された名称を確認してください。

4桁なら利用者証明用ですか?

利用者証明用パスワードは数字4桁です。ただし、マイナンバーカードには別用途の4桁暗証番号もあります。入力欄に「利用者証明用」と書かれているかまで確認します。

英数字の入力欄が出たらどうしますか?

署名用パスワードは英数字6~16文字です。表示が想定と異なる、または暗証番号が分からない場合は推測せず、そのサービスの公式ヘルプを確認します。

自分のカードに両方入っているか分かりますか?

この記事だけでは確認できません。個人の発行状態や利用可否は、公式画面または住民登録地の市区町村など、案内された公式窓口で確認してください。

自分のカードの状態はどこで確認する?

電子証明書の有効期限や、カードに証明書が入っているかどうかは、マイナポータルや住民登録のある市区町村で確認できます。暗証番号が分からないときやロックされたときは、推測で入力を続けず、市区町村の窓口かJ-LISの案内に従ってください。

税の計算や申告の内容そのものは、国税庁の確定申告書等作成コーナーや税務署が確認先です。

公式情報

  1. マイナポータル「電子証明書とはなんですか」(公開日時2023年5月11日、2026年10月3日確認)
  2. 公的個人認証サービスポータル「用語の解説」(公開・更新日表示なし、2026年10月3日確認)
  3. 新宿区「公的個人認証サービス(電子証明書)」(最終更新日2026年7月27日、2026年10月3日確認)
  4. 札幌市「電子証明書(公的個人認証サービス)」(公開・更新日表示なし、2026年10月3日確認)
  5. 公的個人認証サービスポータル「電子証明書のご用意」(公開・更新日表示なし、2026年10月3日確認)
  6. 国税庁「No.2072 青色申告特別控除」(令和8年4月1日現在法令等、2026年10月3日確認)
  7. 仙台市「コンビニ交付サービスについて」(更新日:2026年9月1日、2026年10月3日確認)

編集・執筆: KurashiQ編集部
確認日: 2026年10月3日
編集方針: 公式資料の一般情報を操作別に整理し、個人の発行状態、暗証番号、更新、税務、公的申請の判断は行いません。
AI利用について: この記事は、公式資料の確認、構成整理、文章の点検にAIを補助的に使用しています。出典と確認日を明示し、公開前に自動の編集・事実確認を行います。

アイキャッチ画像 写真:User:Project Kei/Wikimedia Commons(CC BY 4.0)。本文中の写真の出典は各写真の下に記載しています。