家の引き出しから古いお札が出てくると、「もう発行されていないなら使えないのでは」と迷うことがあります。しかし、発行が終わったことと、通貨として使えなくなったことは同じではありません。日本銀行の公式ページを使い、2026年8月27日時点で確認する順番を整理します。
結論
古いお札は、発行が終わっていても有効なものがあります。日本銀行によると、これまでに発行された56種類の銀行券のうち、現在25種類が有効です。2024年7月3日の新紙幣発行後も従来の紙幣は引き続き使えるため、日本銀行の「日本のお金」と「その他有効な銀行券・貨幣」で手元の券種を確認します。
最終確認日:2026年10月3日/出典:日本銀行「これまでに発行されたお札のうち、現在使えるお札はどれですか?」、日本銀行「その他有効な銀行券・貨幣」、長野県警察「新紙幣発行に関する犯罪に注意しましょう」

古いお札が今も使えるかは、日本銀行の「日本のお金」と「その他有効な銀行券・貨幣」で確認できます(写真は東京・日本橋の日本銀行本店本館)。写真:Hohoho/Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)
まず分けたい3つの状態
| 状態 | どういう意味か | 確認する公式ページ |
|---|---|---|
| 現在発行されている | 日本銀行が現在発行している券種 | 日本銀行「日本のお金」 |
| 現在は発行されていないが有効 | 発行は終わっていても、通貨としての効力が残っている | 日本銀行「その他有効な銀行券・貨幣」 |
| 通用力を失っている | 過去の特別な法令措置で、現在は銀行券として使えない | 日本銀行「教えて!にちぎん」の説明 |
最初に見るべきなのは、紙幣が新しいか古いかではなく、公式一覧のどの区分に載っているかです。
古いお札に使用期限はある?
日本銀行は、1885年に最初の日本銀行券を発行してから56種類を発行し、そのうち現在25種類が有効だと案内しています。ここには、現在発行中の券だけでなく、すでに発行されなくなったものも含まれます。
お金の面で大事なのは、有効な古いお札は今も額面どおりの価値があることです。たとえば1958年に発行が始まり1986年に発行を停止した聖徳太子の一万円券も、日本銀行の「その他有効な銀行券」に載っており、1万円として使えます。
一方、過去に発行された56種類のうち31種類は、3回の特別な法令措置によって通用力を失いました。つまり、「古いから使えない」「新しい紙幣が出たから以前の紙幣は無効」という見方では判断できません。
国立印刷局のFAQでは、現在も使える過去の銀行券21種類を券種ごとに掲載し、D二千円券は現在も発行されていると案内しています。種類を具体的に照合したいときの補助資料になります。
公式情報を確認する順番
1. 日本銀行の「日本のお金」を開く
日本銀行の「日本のお金」は、現在有効な銀行券・貨幣の入口です。ここで「現在発行されている銀行券・貨幣」と「その他有効な銀行券・貨幣」の2つに分かれていることを確認します。
2. 発行終了後も有効な一覧を確認する
手元の券が現在発行中のデザインでなければ、「その他有効な銀行券・貨幣」を開きます。現在発行されていないが有効な銀行券が、一万円券から一円券まで額面別に整理されています。
3. 一覧に見当たらないときは自己判断を止める
一覧に見当たらないことだけで、真贋や価値まで判断することはできません。紙幣の種類、真贋、損傷状態、通用力は別の確認事項です。個別の状態については、日本銀行の案内や適切な窓口を確認してください。
2024年の新紙幣発行で旧紙幣は使えなくなった?
長野県警察は、2024年7月3日の新紙幣発行後も、それまでの紙幣を引き続き使えると案内しています。また、「旧紙幣は使えなくなるので交換が必要」「回収のため自宅へ行く」といった連絡に注意するよう呼びかけています。
この注意喚起は、2024年の改刷前に使われていた紙幣についてのものです。歴史上発行されたすべての紙幣が有効という意味ではないため、古い種類ほど日本銀行の一覧で確認することが大切です。
旧紙幣を新紙幣に替える必要はないので、「交換」や「回収」を名目にお金や手数料を求められても、払う理由はありません。お金を渡したり振り込んだりする前に、家族や警察に相談してください。
「使える」と「その場で受け付けられる」は分けて考える
この記事で整理しているのは、公式情報上の通用力です。店舗、券売機、ATM、金融機関などが個別の古い券や傷んだ券をどう扱うかは、設備や取扱条件によって別の確認が必要です。

写真:Hirho/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)
日本銀行は、現在は発行されていないものの有効で、流通に不便な銀行券について、本支店で現在発行されている銀行券との引換えを案内しています。ただし、この記事では手元の紙幣が引換えの対象になるか、どの窓口を使うかまでは判断しません。
ATMや自動販売機が古い券種を受け付けなくても、額面の価値は変わりません。破れたり燃えたりしたお札も、日本銀行は手数料なしで引き換えており、残っている面積が3分の2以上なら全額、5分の2以上3分の2未満なら半額(一万円券なら5,000円)になります。
確認するときのチェックリスト
- 紙幣の額面とおおまかな種類を確認した
- 日本銀行「日本のお金」で現在発行中の区分を見た
- 見当たらなければ「その他有効な銀行券・貨幣」を見た
- 発行終了と通用力喪失を同じ意味にしていない
- 2024年の改刷を理由に交換を迫る連絡を信用していない
- 真贋、損傷、価値、個別の受入れは別の確認事項として残した
真贋や価値が気になったら?
この記事で確認できるのは、券種が公式一覧で「有効」とされているかどうかです。手元のお札が本物かどうか、収集品としていくらになるか、傷みの程度でいくらに引き換えられるかは、この記事では判断できません。
損傷したお札の引換えは日本銀行の本支店が窓口です。収集品としての売買価格は額面とは別のもので、公式一覧からは分かりません。
数値の整理が必要になったら
公式一覧での確認が終わったあと、暮らしの金額や日数を整理したい場合は、目的に合う計算ツールを探せます。計算ツールは紙幣の有効性、真贋、交換可否を判定するものではありません。
この記事のポイント
- 日本銀行がこれまでに発行した56種類のうち、現在も25種類の銀行券が有効。発行終了と無効は別
- 有効なお札は額面どおりに使える。聖徳太子の一万円券も1万円として有効
- 新紙幣との交換は不要。交換や回収を名目にお金を求める連絡は詐欺を疑う
よくある質問
発行が終わったお札はもう使えませんか?
発行終了と通用力の喪失は別です。日本銀行は、現在発行していない種類も含めて25種類の銀行券が有効だと案内しています。
使えなくなったお札はありますか?
日本銀行によると、過去3回の特別な措置により、発行された56種類のうち31種類は通用力が失われ、現在は銀行券として使えません。
「旧紙幣は交換が必要」という連絡は本当ですか?
長野県警察は、新紙幣発行後もそれまでの紙幣は引き続き使えると案内し、交換や回収を名目にした連絡に注意するよう呼びかけています。
公式情報・出典
- 日本銀行「これまでに発行されたお札のうち、現在使えるお札はどれですか?」(2026年10月3日確認)
- 日本銀行「日本のお金」(2026年10月3日確認)
- 日本銀行「その他有効な銀行券・貨幣」(2026年10月3日確認)
- 国立印刷局「お札に関するよくあるご質問」(2026年10月3日確認)
- 長野県警察「新紙幣発行に関する犯罪に注意しましょう」(2025年7月23日更新、2026年10月3日確認)
- 日本銀行「その他有効な銀行券・貨幣:一万円券」(2026年10月3日確認)
- 日本銀行「日本銀行が行う損傷現金の引換えについて」(2026年10月3日確認)
執筆: KurashiQ編集部
この記事は、公式資料の確認、構成整理、文章の点検にAIを補助的に使用しています。出典と確認日を明示し、公開前に自動の編集・事実確認を行います。
アイキャッチ画像 写真:Hohoho/Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)。本文中の写真の出典は各写真の下に記載しています。